冬と言えば『インフルエンザ 』が流行する季節ですね。
ところで皆さんは、今までにインフルエンザの検査を受けたことがありますか?
骨折や神経痛等であれば、検査室に入ってCTやMRIを撮ればいいだけの話です。
しかし、インフルエンザの検査は二度とやりたくないと思ってしまうほど痛いもの…
そこで今回は、、、
鼻に綿棒が地獄
現在、病院で行われているインフルエンザの検査はもの凄く単純です。
ハイ、たったこれだけの行為なのですが、これがまたメチャクチャ痛いんですよね….
私も子供の頃にトラウマを植え付けられたので、大人になった今でもあの検査は絶対にやりたくないです(笑)
この検査で何が分かるの?
鼻の奥には『鼻腔ぬぐい液 』と呼ばれる液体が存在します。
この鼻腔ぬぐい液を綿棒で摂取し、検査キットに入れることで陽性か陰性かを判断することが出来ます。
耐え難い痛みを感じる原因は、非常に敏感な鼻の粘膜を綿棒で擦っているから。
プールの水が鼻に入ることで痛みを感じるのも、粘膜に温度の低い水が当たったしまうためです。
ただし、検査を行う医師の技量によっては何の痛みも感じない事もあるらしいです….羨ましい( ;∀;)
他の検査方法は無いのか?
綿棒を鼻に入れる方法以外の検査方法は….あります!それも3つも!!
順を追って説明していきます。
①鼻水から検体をとる
わざわざ鼻腔ぬぐい液を摂取せずとも、鼻水を調べることで判断することも可能です。
ただし、この検査方法にはいくつか欠点があります。
・鼻水が出ないと検査出来ない
・綿棒での検査よりも精度が落ちてしまう
・実施していない病院もある
鼻をかんでも鼻水が出ない人はそもそも検査自体が出来ません。
ただし、病院によっては専用の機械で鼻水を吸い取ってくれる所もあるらしいです。
精度の高い方法で検査を行った方が確実なので、綿棒検査を採用する病院が多いのです。
②口から検体をとる
鼻から調べれるのですから、当然口からも同様にして検体をとることが出来ます。
口の場合は、「咽頭拭い液 」というものを綿棒で採取し、検査キットに入れる事で陽性かどうかを調べます。
この検査方法は特に痛みは感じないものの、喉の奥に綿棒を突っ込むため、気持ち悪くなって嗚咽してしまうこともあります。
よく診察で初めにアイスのスプーンみたいなものを喉に入れられて「オエッ」としてしまう感じですね。
こちらの検査も鼻水と同様に精度が低いため、実施していない病院もあります。
③血清抗体検査
これは採血によってインフルエンザかどうか判断する検査方法です。
血液中の白血球の数や炎症反応などを調べる事で陰性か陽性かが分かるようです。
ただし、時間と手間がかかることから、現在は綿棒検査が主流になっています。
発熱後すぐに検査を行ってはいけない
インフルエンザの症状が出てすぐに病院へ行っても正しい診断が出来ない可能性があります。
発症から12時間以内=約50%
発症から24時間以内=約80%
発症から48時間以内=約90%
上記の通り、発症してから12時間以内に検査をしてしまうと、半分の確率で陰性と診断されてしまいます。
ただし、48時間を過ぎて検査をすると、ほぼ確実にインフルエンザであるという事が分かります。
また、厚生労働省によると、インフルエンザの検査は原則1回らしいです。
2回目以降は保険適用 ではなくなる可能性もあるため、病院に行く際には発症からの時間に気を使うようにしましょう。
検査はあまり当てにならない?
実際にインフルエンザにかかっている人でも、3分の1程度の確率で陰性と判断されてしまいます。
これを偽陰性と言うのですが、検査の精度上の問題のため、医師の技量ではどうすることもできません。
また、医師は検査をせずとも患者の症状や熱の高さ等をチェックすることで、インフルエンザかどうかは大体分かっているそうです。
検査せずに「君、インフルエンザだね 」と判断してしまうのはあまりにも無責任ですし、誤診の可能性もあるので検査を行うようにしています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
あれだけ痛い検査をされて偽陰性だったら最悪ですよね(笑)。
どうしても鼻に綿棒を突っ込まれるのが嫌な人は、あらかじめ病院に他の検査方法がないか尋ねてみるといいでしょう。
ただし、どうしても検査の精度が落ちてしまいますので、そこは自己責任でお願いします。
ではでは(*´▽`*)
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