スマホに必ずついているであろうカメラ機能。
中高生を中心に、この付属カメラを使って友達と一緒に『自撮り』をする人も増えてきました。
自撮り棒が増えたことにより、少人数での撮影という制約が無くなったのも非常に大きいですね。
しかし、気になった風景を収める写真と違い、自撮り写真には大きな危険が潜んでいたのです…
自撮り写真の危険性
スマホは基地局と通信するか、Wi-Fiを使用することによって様々な機能を使う事が出来ます。
例えば、、
・通勤電車の遅延状況の確認
・旬なニュースの購読
・お店へのナビゲーション
これらはとても便利な機能ですが、通信会社がハッキングの被害に合うと個人情報が丸裸になってしまうリスクもあります。
特に、写真フォルダに貯まっている『自撮り写真』が流出してしまうと大変です。
では一体、どんな危険が潜んでいるのでしょうか?
位置情報が分かる
スマホで撮影した写真には様々なデータが記録されています。
①撮影に使った端末
②撮影した日付と時間
③位置情報
①と②はフリーソフトを使うことで簡単に調べることが出来ます。
ただし、何の端末で撮ったのか、何時何分に撮影したのかなどの情報は個人の特定には繋がりません。
一番危険なのは③の位置情報がバレてしまう事。
写真を見ただけで直ぐに分かるわけではありませんが、データに緯度と経度が残っています。
地図を使うと、緯度と経度から撮影場所を容易に特定出来てしまうのです。
特に、自撮り写真は学校や自宅近くの通学路等で撮る人も多いため、その分、特定された時の危険性が高まります。
SNSなどに画像をアップする際は、設定で『位置情報』を必ずOFFにしておくようにしましょう!
映り込み
GoogleマップやYahoo!地図など、様々な地図アプリが存在します。
特に、Googleマップは対応地域であれば、地域や道路を鮮明に表示することが可能です。
つまり、自撮りに写ったマンホールや標識などから、自宅を特定されてしまうリスクがあるのです。
よくTwitterで炎上動画をアップした人が第三者にバイト先や母校、年齢などの個人情報を晒されているのを見かけます。
これは、特定厨・特定班 と呼ばれる人が、動画にある少ない情報から通常なら知りえない事まで調べ上げるのです。
位置情報をオフにしたからといって安心せずに、本当にアップして良い写真なのかどうかを吟味するようにしましょう。
SNSでの拡散
Twitterには『RT(リツイート)』というツイートを拡散することができる機能があります。
災害や行方不明者の捜索には非常に便利ですが、フェイクニュースが広がってしまうというデメリットもあります。
もしも、自撮りを載せたツイートが影響力のある人(インフルエンサー)に拡散されてしまうとどうなるでしょうか?
先ほども言及しましたが、SNS上には場所や人物の特定を趣味とする人間が少なからず存在します。
そのような人が遊び半分で居場所を特定し、危険な事件に巻き込まれてしまうというケースも無くはないんです。
勝手にアップされる
皆さんは『フォトハラ』という言葉をご存知ですか?
フォトハラとは、フォトハラスメントの略で、許可を得ずに他人を撮影したり、その写真をアップする事を指します。
つまり、自分はSNSにあげるつもりが無かった写真が、知人によって勝手に世の中に晒されてしまう可能性があるのです。
フォトハラに関しては、他人の裁量によるものなのでこれといった対策法はありません。
友人に写真を送る際は、『勝手にアップしないでね』と必ず伝えておくようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
写真は一度ネット上にアップしてしまうと半永久的に残ることになります。
急いで削除したところで、誰かが保存する→再アップするという流れを断ち切るのは不可能だと思っておいてください。
しっかりとしたネットリテラシーを持ち、危険な事件に巻き込まれないようにしましょう。
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