10分程度で済ます人もいれば1時間以上かけて食事をする人も中にはいるでしょう。
食べる量によってどのくらい時間をかければよいのか変わってくるため、一概に何分で食事を済ませた方が良いとは言い切れません。
しかし、早食いは多くのデメリットがあり、健康面の事を考えると今すぐに止めるべき行為です。
そこで今回は、、
を紹介していこうと思います。
早食いのデメリット
太りやすくなる
理由としては、人間には満腹中枢という器官があり、そこが刺激されることで身体が『満腹 』だと感じます。
一般的に、食事を始めてから満腹中枢が十分に刺激されるには20分~30分程度かかるとされています。
つまり、早食いをすることで身体がストップをかけるまでどんどん食事を口に運んでしまう事になるのです。
とは言っても、胃に入る量にも限界があるため、20分の間に永遠と食事を摂ること出来るわけではありません。
あくまで満腹と感じにくくなることにより、いつも以上に多く食べてしまいかねないという事です。
下痢になりやすい
消化の悪い食べ物を多く摂取すると下痢や腹痛になりやすいという事を知っている人は多いと思います。
早食いをするとどうしても咀嚼回数が減ってしまいますので、口の中で食材を十分に細かく出来ずに飲みこんでしまう事になります。
胃へと運ぶ前に食材をある程度細かくしていないと、体内での消化がスムーズにいきません。
また、想像以上に胃に負担がかかってしまいますので、どんどん消化機能が低下してしまいます。
消化出来ていないものが体内に残っていると普段の便通のタイミングで排便されないため、トイレの回数も増えますし、下痢の原因にもなります。
虫歯になりやすい
食事が終わった後、虫歯菌が酸を出すことで口の中が酸性になるのですが、そのままにしておくと歯が溶けてしまいます。
歯は一度溶けてしまうと修復が不可能なため、最終的に虫歯になってしまうのです。
そこで、虫歯の進行を食い止めるために重要なのが、普段から口の中で生成されている唾液です。
唾液は虫歯菌の酸と中和し、口の中が酸性になることを防いでくれます。
しかし、咀嚼回数が少なければ唾液の分泌量が少なくなってしまうため、こういった恩恵を受けられず、虫歯の進行を止めることが出来ません。
口臭の原因になる
これは虫歯になりやすいのと同じく、唾液の分泌量が少ないことが原因で口臭が酷くなります。
先程言った酸性にする作用以外に、唾液には口内を洗浄・殺菌する作用があり、細菌の増殖を防ぐことで口臭を予防してくれます。
早食いを抑えるため
家族や友人と食事を摂る
一人で食事を摂るとなると、話し相手がいないのでどうしても早食いになりがちです。
家族と一緒に住んでいる方は出来るだけ食事の時間を合わせ、食卓を囲むようにしましょう。
しかし、社会人の方は中々周りと時間を合わせるのが困難だと思います。
毎日とは言いませんが、なるべく多く仕事仲間や親しい友人などと食事を共にするようにしたいところです。
噛む回数を決めておく
咀嚼回数を増やすために、一口ごとに何回噛むかを決めておくようにしましょう。(柔らかい食材と硬い食材の咀嚼回数を統一する必要はありません)
何も考えずに食べているとついつい早食いになってしまうため、こうした意識付けはとても大切です。
毎日継続して行うことで、日頃から食べ物をよく噛む癖がつくようになり、早食いを効率よく抑えることが出来るでしょう。
3食きちんと摂るようにする
早食いを止めるために、毎日3食は必ず摂るようにしてください。これは出来る限り空腹を感じている時間を減らすためです。
例えば、昼食を抜くことにより、夕食の時間までの間に異常な空腹に駆られて暴飲暴食を誘発してしまいます。
また、お腹が空いている時は早食いになる傾向があるため、決まった時間に適切な量の食事を摂るように心がけることが大切です。
まとめ
今回の記事で早食いが体に良くないことがわかっていただけたと思います。
しかし、その逆の『ダラダラ食い』もよくないです。
・スマホを触りながら食事をする
・テレビを見ながら食事をする
これらは食事のペースを遅くする原因となりますので、なるべく避けるようにしましょう。