誰もが当たり前にスマホを持つようなった時代。
電車で、学校で、お風呂で、トイレで、、、
場所を選ぶこと無く、動画を見たりゲームをしたり出来る非常に便利なアイテムです。
しかし、最近では『ながらスマホ 』の数も急激に増え、事故を起こすケースも多発しています。
ながらスマホ
外出すると、何度もその光景を目にする『歩きスマホ』。
ほとんどの人が危険だと自覚しているものの、7割以上の人が歩きスマホをした経験があると言います。
また、2013年から2018年の5年間で携帯電話使用が起因として起こった事故が約1.4倍に増加しました。
「ポケモンGO」をしながら運転していた男性が女性を死亡させた悲惨な事故もありました。
ながら運転の罰則を強化
ながら運転による交通事故が多発したことにより、政府は2019年1月に改正道路交通法を施行しました。
<携帯電話使用等により交通の危険を生じた場合>
改正前:3月以下の懲役または5万円以下の罰金
改正後:1年以下の懲役または30万円以下の罰金
<携帯電話の使用等(保持)>
改正前:5万円以下の罰金
改正後:6月以下の懲役または 10万円以下の罰金
今までは事故さえ起こさなければ罰金だけで済みましたが、施行後は懲役刑になる可能性もあります。
ただ、歩きスマホや運転中のスマホは他人に被害を加える可能性があるため、細心の注意を払っている人も多くいるはず。
しかし、知らず知らずやっていて本人の身体に悪影響を及ぼしてしまうマルチタスクというものがあるのです。
参考サイト:https://car-me.jp/articles/13985
マルチタスク
複数の作業を同時に行う事を『マルチタスク 』と言います。
テレビを見ながらスマホやタブレット等をいじってしまうことってよくありませんか?
この行為は当たり前のようにやってしまっているため、何も問題が無いように思えます。
しかし、皆さんが想像している以上に身体に大きな負担をかけてしまっているのです。
いくつか悪影響を挙げてみようと思います。
生産性が低下
一見、多くの事を同時にこなすことで効率が良くなっているように思えます。
しかし、実際は脳は1つの事しか出来ません。作業を変える度にスイッチを切り替えているだけなのです。
ある研究者によると、マルチタスクをすることで生産性が約40%も低下するというデータが出たと言います。
効率的に生産性を上げたいという方は、しっかりとメリハリをつけて1つ1つの作業をこなしていくようにしましょう。
感情的な問題
イギリスでサンプルとなる人を集め、マルチタスクについてのアンケートをとった後にMRI検査を受けてもらいました。
すると、マルチタスクが習慣となっている人の脳内の前帯状皮質と呼ばれる部分の機能が低下していることが明らかになったのです。
この部分は感情をコントロールする上で重要な部位であり、機能が低下すると注意力が散漫になったり突然不安に襲われたりします。
参考:http://www.gadget2ch.com/archives/40782174.html
薬物中毒者と似た症状になる
海外のある大学の研究で、マルチタスクを行う事によって脳に覚せい剤を使用したような症状が起こる事が分かりました。
2つの事を同時にこなそうとすることで、ドーパミンが大量に分泌されます。
脳内のドーパミンが増えると、薬物を使用した時のハイ状態となり、結果的にIQレベルが低下してしまうんだとか…
対策法
計画を立てる
マルチタスクを行っている人は計画性が足りていません。
「この時間は〇〇を」、「次は△△を」といったように1つ1つの作業に時間を割り振るようにしましょう。
ついついスマホを触ってしまう、、、という方は違う部屋に置いておくのもいいかもしれません。
音楽を聴きながら作業する
パソコンでの作業がつまらないとスマホやタブレットを触ってしまいがちです。
そんな時はスピーカーやヘッドフォン等を用いて好きな音楽を流しながら作業を行うようにしましょう。
音楽を聴く行為はまったく別の脳で処理しているため、マルチタスクにはなりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私も気が抜けている時によくマルチタスクを行っています。
しかし、覚せい剤と似たような影響があるという事実を知ってしまうといささか不安になりますよね。
完全に止めるのは中々難しいと思いますので、少しずつマルチタスクを減らしていく努力をしていきましょう。
参考にさせてもらったサイト↓
http://www.gadget2ch.com/archives/40782174.html
https://silver-kawaraban.com/archives/5816.html
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