皆さんは、外出中や家で音楽を聴く際にイヤホンを使用しますか?
私はどちらかと言えばヘッドホン派なのですが、電車に乗る際はワイヤレスイヤホンで音楽を楽しむようにしています。
そんな多くの方が使用するであろうイヤホンの長時間使用のせいで変わった病気を患ってしまう事があるのです。
外耳道真菌症
外耳道真菌症とは、耳の内部にある「外耳道」にカビが生える外耳道炎の事です。
原因は様々ありますが、イヤホンを長時間使用して湿気が多くなった部分にカビが繁殖することが多い。
そして、耳に傷がついていたりすると、カビが傷口に入って炎症を起こして症状がさらに悪化してしまうおそれがあります。
症状は?
外耳道真菌症は外耳道にカビが生えてしまうだけで特に目立った症状はありません。
ただし、症状が悪化することで耳痛や耳が聞こえにくくなる可能性もあると言います。
また、繁殖した菌が不快な臭いを発することで周りから煙たがられる場合もあります。
耳を触り過ぎるのはNG
この病気を防ぐためには、耳掃除を頻繁にしたり爪で耳の中を引っかいたりする行為をなるべく避ける必要があります。
先程も言った通り、傷を多く作ってしまうとその分、外耳道真菌症を患ってしまう可能性が高くなるからです。
治療法は
まずは、外耳道に付着したカビ(真菌)を除去して綺麗に掃除する必要があります。
そして、抗真菌薬を塗布して該当部を乾燥させることでカビの繁殖を防ぎます。
これらの処置は素人が行えるものではないので、違和感を感じたら直ぐに耳鼻科を受診しましょう。
1度の治療自体はそこまで時間を要しないものの、完璧にカビを取り除くためには何度も通院する必要があります。
また、再発の可能性が高い病気ですので、気を抜かずに耳内を清潔に保たなければなりません。
注意すべきことは?
夏場は特に湿気が高くなりやすい時期ですので、暑い日のイヤホンの長時間使用はなるべく避けた方が良いでしょう。
また、耳掃除に関しては多くても1週間に1回程度に済ませるようにしてください。
耳を清潔に保ちたい気持ちは分かりますが、毎日掃除しなければならない程汚れが溜まりやすい部位ではありません。
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