ニュースを見ていると食中毒に集団で感染するケースがちょくちょくありますよね。
食中毒は夏に多いとされていますがが、食べ物の保存方法や調理方法によっては冬に起こる可能性も十分にあります。
そこで、今回は食中毒の症状と予防法、なりやすい食べ物を簡潔に紹介していきます。
食中毒の症状
食中毒と言っても汚染された菌やウイルスによって症状や潜伏期間も様々です。
サルモネラ菌
潜伏期間=食後半日~2日程度
・腹痛 ・吐き気 ・下痢 ・発熱
ウェルシュ菌
潜伏期間=半日~1日半程度
・下痢 ・下腹部の張り
腸管出血性大腸菌(O157、O111)
潜伏期間=3日~5日
・激しい腹痛 ・血便 ・発熱
ブドウ球菌
潜伏期間=1時間~7時間
・下痢 ・嘔吐 ・腹痛
カンピロバクター
潜伏期間=2日~7日
・倦怠感 ・頭痛 ・腹痛 ・下痢
他にも数えきれないほどの菌が存在しますが、日本で起こっている食中毒の大半は上記の菌が原因となっています。
食中毒になりやすい食べ物
肉類
肉が食中毒にかかりやすい食材であることを知っている人は多いと思います。
少し前には、生ユッケの提供を全国的に禁止する法律も施行されました。
食中毒を起こす原因は様々ありますが、肉類は腸管出血性大腸菌(O157、O111)やノロウイルスなどの影響が多いです。
とにかく生の状態で肉を食べる行為は避け、しっかりと過熱してから食べるようにしてください。
生卵
生卵は卵かけご飯やすき焼きを食べる際に使用することが多いですよね。
日本では生卵に関しての食中毒の危険性はあまり報じられていません。
しかし、アメリカの一部地域のお店などでは生卵の提供自体が禁止されている所もあります。
生卵を食べた際に食中毒を起こす確率を引き上げる行動として、、
・殻の割れた卵を長時間放置する
・消費期限の切れた生卵を食べる
・生卵を購入後、常温のまま置いておく
これらの行為は絶対にNGであると頭に叩き込んでおいてください。
ただ、きちんと保存方法を守っておけば食中毒にかかる心配は無いに等しいです。
作り置きカレー
そう考え、前日にカレーを作り置きしている人も多いのではないでしょうか。
しかし、カレーを常温のまま放置していると『ウォルシュ菌 』が繁殖しやすくなります。
ウォルシュ菌は人間の腸内にも存在する菌なのですが、増殖して毒素を発生することで様々な症状を引き起こします。
カレーの他にもシチューやスープなども同様の危険性がありますので、料理後はなるべく早く食べるようにしましょう。
予防法
手洗いをしっかりする
食事前と食事後に手を洗うのは当然の事ですよね。
しかし、大多数の人がササっと適当に手をゆすぐだけで済ましてしまうんです。
身体に付着した菌はかなり頑固なため、しっかりと手洗いをしないと取れません。
最低でも上記の条件を守るようにしましょう
調理器具を洗う
これも手洗いと同様に軽くゆすぐだけで済ます人が多いです。
食べ物を調理するまな板や包丁に菌が残っていると高確率で食中毒を引き起こします。
漂白剤を使って洗ったり、アルコールやお湯で消毒したりして清潔な状態に保つようにしましょう。
生鮮食品は直ぐに冷蔵庫or冷凍庫に
生鮮食品は温度管理がとても重要になってきます。
食材を包装しているプラスチックやビニールに適切な保存方法が記載されているはずです。
自宅に帰ったらしっかりと確認するようにして保存するようにしてください。