皆さんは積極的に仮眠をとっていますか?
海外では仮眠(昼寝)を積極的に勧める企業も増えてきています。
ただし、企業も
・社員の皆が疲れているだろうから少しだけ寝させてやるか…
と単純な考えで仮眠をとらせている訳ではありません。
仮眠をとることで仕事の効率も上がり、会社に良い影響を与えるからこそ積極的に勧めているのです。
そこで今回は、仮眠をすることで得られるメリット及び、効果的な仮眠の取り方と気を付けるべき点 を紹介していきます。
記憶力の向上!
ある大学が『昼寝をしたグループ 』と『昼寝をしないグループ 』に分けて記憶力をチェックしたところ、昼寝をしたグループの方が成績が良かったというデータが出たと言います。
この結果は、海馬という脳の一部の場所を刺激したことによって記憶力が向上したと考えられています。
海馬は情報を前頭葉に送る前に一時的に保管 して置く場所と言われています。
仮眠をとることで、海馬に蓄えられた情報がスムーズに前頭葉に送られ、長期記憶に繋がるというわけです。
一夜漬けで勉強したことでテストは良い点をとれたが、学期末の実力テストで散々だったという経験はありませんか?
これは、睡眠不足によって海馬の働きが悪くなり、情報が前頭葉に送られる前に忘れ去られてしまうため、長期記憶とならないのです。
膨大な量の勉強をしないといけない受験生は特に仮眠(昼寝)をとることをおすすめします。
ダイエット効果も!?
仮眠をとることで神経伝達物質である『ノルアドレナリン』の分泌が多くなります。
逆に仮眠を取り入れず、昼間に眠気を感じている状態で過ごしていると、ノルアドレナリンの分泌が抑制されます。
ノルアドレナリンは新陳代謝の促進に密接な関わりがあり、分泌量が多ければ多いほど新陳代謝が活発になります。
新陳代謝が活発になれば、何もしていない状態での消費カロリーが増えるため、体重が徐々に減っていきます。
つまり、仮眠をとることで痩せやすい体質を作ることができるのです。
効果的な仮眠の取り方
15分~20分が理想
仮眠を長い時間行ってしまうと、脳がリラックスし過ぎて身体に悪影響を与えます。
ある研究で、1時間以上仮眠をとっている人は、仮眠をとっていない人と比べて2倍近く認知症になる確率が高いというデータもあります。
理想の仮眠時間は15分~20分 。長くても30分までに抑えるようにしましょう。
寝る直前にカフェインを摂ると良い
カフェインは脳を覚醒する効果があるため、寝る前に摂取するのは良くないと思われがちです。
しかし、カフェインが多く入ったコーヒーやエナジードリンクを飲んでから覚醒効果が出てくるまでに少し時間を要します。
その時間は大体20分~30分 と言われていますので、
いつも仮眠をとり過ぎてしまう….
といった方は寝る直前にカフェインが含まれた飲み物を摂取するようにしましょう。
そうすることで、理想の時間帯にスッキリと目覚めることが出来ますよ。
ただし、飲みすぎると身体に悪影響なので摂取量には細心の注意を払うようにしてください!
起きた後に軽く運動をしよう
15分~20分程度の仮眠を取った後、なるべく軽い運動をするようにしてください。
ストレッチや伸びでも構いません。寝起きの身体に刺激を与える事で身体をリラックスさせることが出来ます。
また、起床後に日光を浴びる事で頭がよりスッキリとしますので、時間に余裕のある方は少しだけ外に出てみましょう。
仮眠をとる際に気を付ける事
14時以降の仮眠はなるべく避ける
昼に仮眠をとると効率的なのですが、14時以降に仮眠をとるのはあまり芳しくありません。
夜に眠たくなるのは睡眠欲求が出てくるためです。仮眠を遅い時間にとってしまうことで、夜に睡眠欲求がこなくなってしまいます。
そのせいで夜ふかしをしてしまえば、また昼間に眠くなり、夜に目が冴えるという悪循環に陥ってしまうのです。
横にならずに仮眠をとる
仮眠は机にもたれかかるような姿勢で行うのが一番良いでしょう。
先程も言いましたように、理想の仮眠時間は15分~20分 です。横になって寝てしまう事で、仮眠のつもりが気付いたら2時間も寝ていたという事も十分にありえます。
これは精神的な問題ですので、横になってもパッと起きれるという人は別にどんな体勢で寝てもらっても構いません。
起きられる自身が無い方はなるべく椅子に座って仮眠をとるようにしましょう。
効率的に仮眠をとるためのアイテム
アイマスク
昼間に仮眠をとる場合、家以外ではどうしても暗い空間を作ることが出来ませんよね。
目をつむっていても微量の光が入ってくるため、中々寝付きに入ることが出来ずに時間を浪費してしまうことも多いはずです。
そういった時におすすめなのがアイマスクです。
自分も昼寝の際にアイマスクを着用することで、スッと眠りにつくことができ、作業効率がupしました。
Beautyest デスク 枕
机で仮眠をとる際、手をクロスして顔を置いている姿勢って結構辛いですよね。
手も痛くなるし、顔も赤い跡が残ってしまってその後の作業に支障が出るかもしれません。
そんな時に、デスク枕を1枚置いておけばこれらの憂鬱からは簡単に解放されるはずです。
クッションの真ん中に穴が開いていますので、呼吸がしやすく良質な仮眠をとる事が出来るでしょう。
オーストリッチピロー
オーストリッチピローは、机がなく、椅子にもたれたままでしか寝れないといった状況で役に立つアイテムです。
首元にとても柔らかいクッションが施されているため、首を長時間曲げても痛みを感じません。
また、目元も隠してくれるので、最高の仮眠空間を実現してくれます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
仮眠(昼寝)をとるとダイエット効果があるという情報には驚いた人も多いでしょう。
ただ、仮眠をとったからと言って急激に身体に変化があるというわけではありません。
毎日の習慣に取り入れることで、徐々に痩せ体質を作ることができますし、記憶力が向上することで必然的に知識量も増えるのです。
これほどのメリットが15分~20分 の仮眠で得られるのですから取り入れないのは勿体なく感じますよね?
忙しくて中々時間をつくれないといった人もいると思いますが、うまくスケジュールを調整し、仮眠をとるようにしましょう。
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