テスト前で勉強をしないといけない時、明日の仕事の準備をしないといけない時、、、
こういった時に無性に他の事をしたくなりませんか?
私もよく大事な日の前に別の作業をして後悔する事が多々あります…
実は、この謎の行動には正式な名称があったのです。
セルフ・ハンディキャッピング
上記の説明のように、やらないといけない事がある時に他の事をしたくなる行為を「セルフ・ハンディキャッピング」と言います。
アメリカの心理学者、エドワード・E・ジョーンズがこの概念を提唱しました。
分かりやすく解釈すると、自らにハンディキャップを与えることで自尊心を守ろうとする行為ですね。
学生がテストの際によく口にする『〇〇したから点数が悪かった』という言い訳がまさにそうです。
掃除がしたくなる人が多い
自分に与えるハンディキャップの中で多いのが「掃除」をする事らしいです。
テレビ視聴やゲーム等の娯楽は、自分の意志の弱さを露呈する事になりますよね。
しかし、掃除は失敗した時の言い訳としてはピッタリです。
周りの家族も、『掃除をしていないで〇〇しなさい!』とは言いづらいですよね(;^ω^)
かえって失敗しやすくなる
現在、世界中でセルフ・ハンディキャッピングに対しての研究が行われています。
そして、多くの研究で自らの行為にハンディキャップを設けている人は、設けていない人に比べて成功する確率が低下してしまう事が明らかになっています。
頭の片隅で『失敗しても仕方ないか…』というマイナスの考えを持っているため、中々本来の力を出せないのです。
セルフ・ハンディキャッピングを少なくするためには?
目標を立てる
明確な目標が無い人は、セルフ・ハンディキャッピングをしてしまう事が多いです。
テストで言うと、『赤点さえとらなければ…』と考える事で、良い点を取りたいという気持ちが完全に失われてしまい、努力量を落としてしまいます。
そこで、何かに挑戦する時は具体的な目標を立てるようにしましょう。
目標があれば、自分がやらなくてはいけない努力の量も自然と明確になってくるはずです。
他人の評価を気にしない
セルフ・ハンディキャッピングをしてしまう人は、周りの声を過剰に意識してしまう傾向にあります。
他人は自分の事をさほど気にしてはいないのに、失敗した時に冷ややかな目で見られていると思いこんでしまうのです。
そこで、『自分は自分、他人は他人』と言ったように、他の人と比べず、割り切る心を持つようにしましょう!
そして、全力で物事に挑戦し、何度も失敗を繰り返すのです。成功も大切ですが、自分を成長させるには失敗も時には必要です。
まとめ
多くの学生さんが、『自分もやったことがある…』と思われたのではないでしょうか?
セルフ・ハンディキャッピングは特にプライドの高い人に見られることが多いです。
先程も言いましたが、若い時は多くの失敗を重ねても大丈夫です。
ネガティブにならず、自らの実力を最大限出せる準備に心血をそそぐようにしましょう(#^^#)
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