頭痛
頭痛の症状が中々引かずに悩まされた経験はありませんか?
15歳以上の日本人の3人に1人は症状に悩まされているといったデータがあるほど、頭痛は身近な病気です。
また、あまり知られていないのですが、頭痛にはいくつか種類があり、それぞれ原因が異なります。
今回は頭痛の種類及び、それぞれの原因や治し方 について紹介していこうと思います。
偏頭痛(片頭痛)
偏頭痛(片頭痛)は頭の片側 がズキズキと痛む症状の頭痛です。
また、偏頭痛は遺伝的要素が大きい頭痛と言われています。
ある研究で、、、
親が偏頭痛持ちの場合、子供が偏頭痛になる可能性が高い
という事が証明されました。
・月に1~3回ほど痛みが現れる
・痛み始めると、数時間~数日間症状が続く
・頭の片側に酷い痛みを感じる
原因
偏頭痛には『セロトニン』という物質が深く関わっていると言われています。
セロトニンは主に血管の収縮 をコントロールしており、正常な分泌量であれば身体に異常を起こすことはありません。
しかし、何らかの原因でこの物質が大量に分泌されることによって、血管が広がり、神経を圧迫して頭痛を引き起こします。
また、生活習慣の乱れている人は偏頭痛になりやすいというデータがあります。
睡眠不足や食生活の乱れ、運動不足などのいくつかの要素が重なることで、頭痛が引き起こされるんですね。
緊張型頭痛
緊張型頭痛は後頭部~首筋 にかけて、締め付けられたような圧迫感を感じる頭痛です。
日本では約20%の人が緊張型頭痛の症状に悩まされているというデータもあります。
・症状が30分~7日間続く
・体を動かしても痛みが強くなることは無い
・頭痛の症状はあるが、吐き気や嘔吐はない
原因
緊張型頭痛になる要因の一つとして、過度な精神的ストレス、身体的ストレスが考えられます。
例えば、仕事で会議が頻繁にあり、不安や緊張でストレスを溜め込んでしまった結果、頭痛を誘発してしまうといった具合です。
また、運動不足によって身体の筋肉が緊張し、血流不足から頭痛が引き起こされるといったケースも多くあります。
後頭神経痛
後頭神経痛は特に、頭の後頭部 に痛みを感じる頭痛です。
・1回の症状は比較的短い
・後頭部に電気が走ったような、チクチクとした痛みを感じる
・患部を触ることで痛みが強くなる
原因
後頭神経痛は、姿勢の悪い人が多く発症すると言われています。
例えば、猫背の状態でパソコン作業を続けていることで筋肉が硬直し、血流が悪くなって頭痛を引き起こしてしまうといった具合です。
そこまで多くある事象では無いですが、外傷で神経が傷つくことによって頭痛が引き起こされることもあります。
どこかで頭をぶつけて怪我をし、その部分が炎症を起こして後頭神経痛に繋がるといった事例もあるんですね。
また、緊張型頭痛と同様にストレスを溜め込みすぎることにより、頭痛の症状が出てくるケースも珍しくありません。
頭痛の症状が出たらどうすればいいの?
偏頭痛
偏頭痛の症状が出た場合、患部を冷やしたタオルや保冷剤等で冷やすようにしましょう。
そして、痛みが強い時は出来るだけ体を動かさないよう心掛けてください。
また、運動をしている時に症状が出た場合は直ぐに中止し、涼しい部屋に移動して休むようにしましょう。
暑い日は脱水症状になり、血流が悪くなることで頭痛を引き起こしやすくなると言われています。
緊張型頭痛&後頭神経痛
直ぐに出来る処置としては患部をマッサージすることをおすすめします。
あまり強く抑えると悪化するおそれがありますから、優しく凝りをほぐすように マッサージしましょう。
また、この2つの頭痛は過度なストレスによって引き起こされるケースが非常に多いことから、毎日の生活習慣を正すことが非常に重要となってきます。
睡眠時間の確保や、食事にビタミンを多く取り入れるなど、今すぐ出来そうな事を実践してください。
症状がひどい場合は病院へ
・治し方を調べて実践してみたけど痛みが引かない…
という方は直ぐに病院へ行き、神経内科医の先生に診てもらうようにしましょう。
病院で診てもらうことで、詳しい原因が判明するかもしれませんし、たとえ判明しなくても痛み止めを処方されるケースが多いです。
わざわざ病院に行くのが面倒くさいなと考えている人は今すぐに考えを改めて下さい。
ただの頭痛だと思っていたが、実はくも膜下出血だったというケースも過去にはありますからね。
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