「水道水」で目を洗うのは結構危険な行為らしい

日本国内のほとんどの家庭では、蛇口を捻れば水道水が出てきます。

しかも、飲料水としても利用出来てしまう程キレイな水が！！

ただし！！この暮らしには欠かせない水道水で目を洗ってはいけません(; ･`д･´)

まず、なぜ水道水が安全に飲めるのか軽くお話してから本題に入ろうかと思います。

水道水を飲める国は少ない

日本では当たり前のように水道水を飲んでいますが、海外に目を向けると、安心して水道水を飲める国はかなり少数です。

１９６ヵ国ある中で安心して水道水を飲める国はなんと「１５か国」！！

上記を見る限り、先進国が必ずしも水道水を安全に飲めるわけではありません。アジアに限っては日本以外はアラブ首長国連邦のみなんです。

ただし、これらはあくまで「安心して」飲める国であって、決して飲めないわけではありません。

水道水の飲料としての利用を推進していない国でも、お腹を下したり変な病気にかかるリスクを恐れない人は普通に飲んでいます。

では一体、安心して水道水の飲める１５の国ではどういう取り組みが為されているのでしょうか？

浄水処理に多大なコストをかけている

安心して飲める一番の理由は、水道水の「除水処理」に多くの費用を投じているからです。

お金をかけて水を綺麗に処理している訳ですから、当たり前っちゃ当たり前の事なんですけどね(笑)

また、国土が小さい方が水道管の工事の費用が少なく済むため、面積が小さい国の方がかかるコストが少ないと言われています。

実際に、ロシアや中国などは水道水の工事にあまりコストをかけず、水はペットボトルの飲料水で飲む人がほとんどです。

日本が特に安全と言われる所以

日本は他国と比べて水質基準がきわめて厳格です。

満たすべき水質基準の数はなんと、、、、５１項目Σ（・□・；）

この膨大な数の項目を全てを満たさない限り水道水として扱う事を禁じられているのです。

おそらく、ここまで水道水に対して厳しい目を向けている国は無いのではないでしょうか。

飲んでも良いが目を洗うのはNG

私が小学生だった頃、プールサイドには目の洗顔用の蛇口があり、入水後はその蛇口で目を洗うよう指示されていました。

しかし、噴射の勢いがあまりにも強く、目を傷つけてしまうという事で現在では使用を禁止されている学校がほとんどです。

ただし、問題なのは水が出る勢いだけではなく、水道水で目を洗うという行為自体もオススメ出来ません。

目の表面にある「ムチン」が洗い流される

目の表面にはムチンという成分があり、「膜型ムチン」と「分泌型ムチン」の２種類に大別されます。

上記のようにムチンには目を保護する役割があるわけですが、水で目を洗ってしまうと洗い流されてしまいます。

相当激しく擦らない限り完全に成分が失われる心配はありませんが、少なからず良い効果は薄れてしまいます。

特に、分泌型ムチンの機能が低下すると角膜が傷ついてしまい、視力の低下や失明に至るケースもあるのです。

処理したと言えど菌は存在する

先程、日本では水処理が徹底されていると言いましたが、水の中に含まれる菌を全て除去出来ているわけではありません。

飲む分には気にしなくてもいいのですが、菌の含まれた水で目を洗う行為は少なからずリスクがあります。

ただし、目にシャンプーやゴミが入った時は迷わず目を洗って下さい。放っておくほうが目を傷つけてしまうリスクがありますからね。

私が言いたいのは、不必要な場面では極力目を洗ないで欲しいという事です。(目が乾燥するからジャブジャブと水道水で目を洗う行為など、、、

また、コンタクトを付けている人は、水道水に存在する「アカントアメーバ」によって失明してしまうおそれもあります。

裸眼の人よりも気を引き締めて注意するようにしてください。

プールに入る際は必ずゴーグルを！

学校でプールの授業が終わった後、目を洗うように命じられていたのはプールに含まれる塩素が目に付着してしまうから。

しかし、先ほど水道水で目を洗う行為は止めておいた方が良いと釘を刺しました。

ではどうすれば、、、

①塩素を目に付着させない

②水道水で目を洗う必要を無くす

①、②の要件を達成出来るでしょうか？

そう、、ゴーグルです！！

入水時にゴーグルを必ずゴーグルをかけるようにすることで、目に塩素が付着するリスクが減りますし、入水後に目を洗う必要が無くなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

世界的にも安全とされている日本の水道水でも、目を洗う行為はあまり芳しくないことが貰えたかと思います。

特に、ムチンに関しては水道水でなくても目を洗うと流れてしまいますので、緊急時以外は目を洗う行為自体避けた方が良いでしょう。

目は生活する上で重要なパーツでありとても敏感な箇所です。大切に扱うようにしてくださいね(*^-^*)