罰金
一定額の金銭を国庫に納付すべきことを内容とする財産刑をいう (刑法9) 。日本ではその金額は1万円以上 (15条) とされている。罰金を完納しえない者は,1日以上2年以下の期間内,労役場に留置される (刑法 18条1項) 。罰金は,比較的軽微な犯罪に対応する刑罰として重要な機能を果し,短期自由刑の代替的機能を有する制度としての刑事政策的意義も重視される。
上記が日本での罰金の定義です。1万円以下は罰金とは言わないんですね。
例えば他人の物を壊したり、映画を不当に撮影したりなどすると、罰金刑を科されることがあります。
まあ、酷い場合は禁固刑もついてきたりしますが、日本では軽めの犯罪は罰金で済ます場合が多いです。
でも日本では変わった罰金刑が何かと問われた時に特に思いつくことはないですよね。
慣習的に悪いことをしたらその償いとして金銭を支払ったりするというのが普通の考えです。
ただ、海外ではこんなことで罰金をとられるのかよ。。という法律がたくさんあります。
今回はほんの一部ですが、知っておいて損はない海外の罰金事情についてお話したいと思います。
シンガポール
ゴミのポイ捨ては罰金刑
日本ではよくタバコやごみをポイ捨てしてるところを見かけます。
特に罰金刑には問われないので、環境意識というか常識が無い人は何も考えずにそのへんにゴミを捨てているのが現状です。
ただ、シンガポールに行ってゴミなどをポイ捨てした場合、約8万円ほどの罰金が科されるらしいです。
とにかく町をきれいにしよう。という方針が国民全体に根付いているため、こういったことでも罰金になるそう。
まあ、日本でもポイ捨ては罰金にしてもいいと思うんですけどね。
ガムの持ち込みも罰金
ガムのポイ捨てはもちろんいけませんが、シンガポールでは持ち込みするアウトなのです。
みんながみんな道端に吐き出すことはないでしょうが、少しでも可能性があるために徹底しているという感じですね。
この法律を知らずに旅行にきて逮捕されるなんて恥ずかしいことはなるべく避けたいものです(*_*;
また、ガムの密輸が見つかった場合は懲役刑や100万を超える罰金を支払わなければならなくなってしまいます。
わざわざ密輸をする人はいないと思いますが、へぇそうなんだ。ぐらいに思っていてください。
トイレの流し忘れはNG
トイレに入った時に前の人が流し忘れている時ってたまにありますよね。
まあ、現在では自動で流してくれるトイレもあるので少なくはなってきましたが。
シンガポールではトイレを流し忘れただけで罰金刑に問われます。
常習犯になってしまうと、10万円近くも罰金を払わなければならないこともあるとか。。
日本だったらうっかりしてた((+_+))。ですむでしょうが、他国ではトイレに行くときも注意しないといけませんね。
インド
ドバイでは電車での寝過ごしは厳禁
ドバイは公共のマナーを厳しく取り締まっているらしく、電車での居眠りは罰金刑になるとか。
居眠りをしているところを見つかると、1万円近くも罰金を払わないといけないことになります。
また、水を飲む行為や少しのうたた寝でもアウトらしいので、旅行に行く人は注意が必要ですね。
日本では仕事終わりで疲れた人たちなどが寝ている姿なんて当然のように見ます。
実際に自分も電車で寝てしまった経験は数えられないくらいありますね(笑)。
それぐらいは目をつぶってよ。。と思いますが他国のルールなんで従うしかないですよね( ;∀;)
公共の場でキスをすることも禁止
公共の場でも、イチャイチャするカップルはよく見かけます。
独り身の人からしたら「見せつけるなよ。。」とか思ったりもしますが、そこまで過激なことをしない限りその人達の自由です。
ただ、ドバイでは公共の場でキスをするだけでアウトです。
自分では少しイチャイチャしただけだと思うことでも、罰金や実刑をくらってしまうことがあります。
実際に過去には実刑判決を受けた人も存在するとか。
ビニール袋を持っていると罰金刑
日本だと、今ではエコバッグを持っている人が増えてきつつありますが、未だに買い物をするとビニール袋を使いますよね。
だけどインドではビニール袋を所持していると最大17万円の罰金刑が科せられます。
また、製造や販売なども禁止しているため、「バレなきゃいいや」じゃ済まされないのです。
特に日本人はビニール袋を使うことに慣れてしまっているので、必ず自前のバッグを持参して買い物をしましょう。
イギリス
地下鉄の乗り越しはNG
日本では乗り越ししてしまった場合でも、乗り越し精算機がありますので、そこでお金を払えば何も問題はありません。
しかし、イギリスの地下鉄ではそういった機械はなく、乗り越しをしてしまったら即罰金を支払わなければならないのです。
1000円とかならまだ仕方ないな。。と思えるのですが、なんと1万4000円も徴収されてしまいます。
少額の資金で旅行をされている方は、うっかりミスで死活問題になりかねませんので細心の注意が必要です。
まとめ
こうして見ていくと、まあこれは罰金になっても仕方ないよね。と思うのもいくつかあります。
ただ、なんでこれだけで罰金になってしまうんだ??と首を傾げてしまうようなルールも存在します。
住む国によっては価値観みたいなものが全然変わっているのがよくわかりますね。
なんにせよ、今回この記事を読んでくれた人は該当する国に行くときはくれぐれも注意するようにしてください。
楽しい旅行に水を差されたらいい思い出もなくなってしまうので、何事も下調べをするように意識付けておきましょう。
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