お風呂で『寝る行為』はどのくらい危険?気になるので調べてみた

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皆さんは入浴中に急激な眠気に襲われることがありませんか?

私も、以前までは熱いお湯に浸かっていると、自然とウトウトして眠りに落ちてしまうケースがよくありました。

しかし、色々調べてみた結果、この入浴中に眠ってしまう行為がかなり危険だという事が分かったのです。

 

入浴中に眠気がくる理由

お風呂に入っている時に突然眠気が襲ってくるのは何故でしょうか?

これはまず、熱い湯船に浸かることで一気に血圧が上昇し、身体が危険信号を出します。

そして、何とか体温を戻そうと血管を拡張することによって徐々に血圧が低下していきます。

この血圧の急激な変化に身体が耐えられず、一種の『意識障害 』のような形で眠気がやってくるのです。

もちろん、慢性的な睡眠不足や疲労の蓄積という線も考えられますが、正しい生活習慣を送っている人でも例外ではありません。

 

死亡事故が頻繁に起きている

2019年度の交通事故での死亡者数=3164人

入浴中での死亡事故=年間3000人~5000人程度

上記のデータを見てもらえれば分かると思いますが、入浴中の死亡事故は交通事故での死亡者数と同じか、もしくはより高い確率で起こっています。

これは病死も含まれていますが、先ほど言及した意識障害による眠気が原因となり、入浴中に心停止するケースが多いのです。

『ちょっとだけ寝てリラックスしよう』と安直な考えを持っている方は、今すぐ改め直すべきでしょう。

また、海外の人から見ると珍しい『肩まで湯船に浸かる 』という日本的習慣が死亡事故が頻繁に起こる要因だとも言われています。

 

眠気が襲ってこないようにするためには

お湯の温度を見直す

まずはお風呂の温度を見直すようにしましょう。

温度が高ければ高いほど血圧の変化が激しくなり、眠気に襲われやすくなります。

熱々のお湯に浸かりたい!という気持ちも分かりますが、身体の事を考えると38℃~40℃ の範囲が理想的です。

 

長時間の入浴は避ける

長時間の入浴も、血圧の変化が激しくなる大きな要因となってきます。

理想は15分程度、長くても20分の入浴で済ませるようにして下さい。

20分以上の入浴が希望の方は半身浴で我慢するようにしましょう。

 

入浴前に水分補給をする

入浴中には皆さんの想像以上に身体の水分が奪われています。

体型や年齢で差異があるものの、15分~30分程度の入浴で約800mlの水分が失われると言われています。

身体の水分が不足すると、めまいや立ち眩み等の症状が出やすい状態になり、入浴中に意識を失う確率が高くなります。

入浴前に必ずコップ一杯の水 を飲むように心がけてください。

 

飲酒後の入浴を控える

泥酔した状態で湯船に浸かる行為がダメなのは誰でも分かると思います。

しかし、少量のアルコールを摂取した後の入浴もかなりの危険が潜んでいます。

飲酒をすると血液循環が良くなるのですが、その状態でお風呂に入るとさらに循環が促進されます。

すると、入る前はまったく酔っていなくても、入浴中にアルコールが回って泥酔状態のような感覚に陥ってしまうのです。

さらに、お酒は強力な脱水作用があるため、熱い湯船に浸かると必要以上の身体の水分が失われます。

お酒を少しでも飲んだら最低でも『2時間 』は間隔を開けるようにしましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

お風呂で寝る行為がどれほど危険な事なのかを理解していただけたかと思います。

例え、お風呂の温度を38℃にし、入浴時間を10分に抑えたとしても眠気が襲ってくることはあります。

その際は、直ぐに浴槽から出て軽くシャワー浴び、入浴を終了するようにしてください。

 

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