消費税・所得税・住民税・固定資産税 など、日本国内でも様々な税金が存在します。
上記で羅列したものは皆さんも当然知っていると思われますが、世界には聞いたこともないような税金が存在します。
そこで今回は、
世界の変わった税金
バター税
バター税(脂肪税)は2011年にデンマークで導入された税金の名称です。
これは「2.3%以上の飽和脂肪酸を含む食品 」を対象に課税を行うものです。
国民の肥満が増加傾向にあるために、食品業界の反発を振り切って導入されたと言います。
日本でのたばこ税や酒税のようなものだと思ってください。
しかし、この税金は食品に対する支出が多い「低所得者 」に負担を強いる形となってしまいました。
そして、わずか1年あまりで廃止に追い込まれる結果に…
ポテトチップス税
ポテトチップス税は2011年にハンガリーで導入された税金の名称です。
こちらもバター税と同様に、国民の肥満防止のために導入されたと言います。
名前に「ポテトチップス 」と入っているため、課税対象はポテチだけなのかと思いきや
などなど、肥満を促進する恐れのある嗜好品は大体課税の対象になっています。
また、2020年以降に負担する税金を引き上げるとの方針もあるらしく、国全体で肥満を減らそうと言う強い意志を感じますね。
渋滞税
渋滞税(コンジェスチョン・チャージ)は2003年にイギリスで導入された税金の名称です。
イギリスの首都ロンドンでは渋滞が慢性化し、社会問題にまで発展してしまいました。
何か対策法は無いものかと考えた政府は、「混雑の多い地域に車で進入 」した際に税金を課すことにしました。
導入後、ある地域では渋滞が30%近くも減少したとの報告もあり、渋滞税に一定以上の効果があることが分かりますね。
2007年にはスウェーデンでも導入され、2021年以降にはニューヨークでも導入予定だそうです。
ソーダ税
ソーダ税(加糖飲料税)は2012年にフランスで初めて導入された税金の名称です。
当時のメキシコは肥満率が世界第1位という深刻な状況でした。(成人の約70%が太りすぎだったと言います…)
そして、WHO(世界保健機関)の課税強化の意向も後押しし、ソーダ税の導入に踏み切ったというわけです。
課税方法は「ソーダ≒炭酸飲料 」のみに課されるのかと思いきや、砂糖が多く含まれた飲料が対象となります。
・スポーツドリンク ・エナジードリンク ・レモネード ・アイスティー …etc
私たちが普段当たり前のように飲んでいる飲料も対象になっているんですね(^^;)
肥満率の高いアメリカでも2016年に導入されるなど、世界を見渡すと特段珍しい税金では無いのです。
犬税
犬税は今から約60年前に日本で導入されていた税金の名称です。
徴収方法は至って簡単。犬の数 に応じて支払う税金が増えていきます。(当時は1頭につき300円程度だったらしい)
6年前にも泉佐野市主導で犬税の復活を試みましたが、市が負担する税収コストが膨大になるために頓挫(とんざ)しました。
また、ドイツやオランダなどの一部の国では犬税は現在進行形で導入されています。
まとめ
いかかでしたでしょうか?
様々な変わった税金を見てきましたが、『肥満 』に対する税金が多かった印象です。
日本は世界的に見て肥満率は決して高い国ではないので、わざわざ導入する必要性は無いと思います。
ですが、渋滞税は普段から渋滞が多い地域で検討してみるのもいいかもしれませんね。
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