あまりの多さに見かねた政府は、あおり運転を厳罰化し、悪質な運転は一発で免停にする法整備を行いました。
しかし、12月にあおり運転ではなく「逆あおり運転 」と呼ばれる行為がドライブレコーダーにハッキリと捉えられていました。
一体どのような行為だったのでしょうか?
逆あおり運転
12月27日に鹿児島県で『逆あおり運転 』と呼ばれる悪質な行為がありました。
・必要以上にクラクションを鳴らす
・車間距離を詰める
・幅寄せ、蛇行運転
一般的にあおり運転はこのような行為の事を指します。
当時の状況
今回ニュースとなったのは、前方の車が時速4キロで走行していたと言います。
スピードを出して車間距離を詰めるような危険な運転ではなく、単純に後方の車をイラつかせる行為ですね。
2車線であれば追い越せばいいものの、今回は1車線の高速道路でしたので追い越しは違反になります。
しかし、悪質ドライバーは30分以上このような運転を続け、痺れを切らした後方の車が路肩から追い越しました。
すると、ノロノロ運転を続けていた車は追い越された瞬間にスピードを上げ、幅寄せや車間距離を詰めるなどのあおり運転を始めました。
問題点は?
そもそも、公道には最高速度以外に「最低速度 」というものがあります。
場所によって最低速度の違いはあるものの、4キロは流石にどの道路でも100%違反でしょう。
自動車教習で初めて車に乗ったときも10キロ以上は出ていたはずです。
また、迷惑な行為をしていた車は他の道路でも何度もあおり運転をしていたという報告もあったとか。
最後の急激な幅寄せなどは言うまでもなく完全にアウト。
早く犯人が捕まることを切に願うばかりです。
「逆」をつける必要はあるのか?
そもそもあおり運転とは言葉の通り、他の車にひたすら迷惑をかけて『煽る 』行為です。
頭に「逆」をつけたのは区別するためなのでしょうが、ノロノロ運転も完全に煽り行為ですよね(笑)。
逆をつけないで『あおり運転』とし、同じように罰則を設ければよいのではないかと私は思っています。
まあ、逆あおり運転という言葉が広まってしまうと慣習的に使われそうですがね…
まとめ
今回の「逆あおり運転 」は完全にアウトな行為でした。
しかし、最低速度ギリギリの運転は残念ながら現行の法律ではどうすることも出来ません。
このまま放っておくとあおり運転をするはずが無かった人でも、フラストレーションが溜まって思わぬ行為をしてしまう可能性が出てきます。
政府には最低速度を引き上げるなどの対策を早急にとって欲しいものですね。