毎日の生活に欠かせないであろうスマートフォン。
SNSやYouTubeやソシャゲなど、今では数えきれない程のアプリが存在します。
そんな中、知らぬ間に行動を監視される『ストーカーアプリ』というものが存在するのをご存知でしょうか?
ストーカーウェア
ストーカーウェアとは、スマホの持ち主をGPS機能を用いて居場所を監視したり、検索履歴を盗み見たりできる事が出来るアプリの事。
つきまとう行為という意味の『ストーカー』とコンピュータープログラムを指す『ソフトウェア 』を組み合わせて作られた造語です。
正しくはストーカーウェアなのですが、慣習的には「ストーカーアプリ」と呼ばれています。
では、ストーカーアプリにはどのような特徴があるのでしょうか?
誰でも簡単にインストール出来る
ストーカーアプリの恐ろしい所は、特別な事は一切せず簡単に利用できてしまう事でしょう。
これらのアプリは『子供の安全確認』、『高齢者の安否確認』といった名目で出されています。
つまり、表向きは正当で便利なアプリのため、AppStoreやGoolePlayなどで誰でもインストールが可能なのです。
しかし、詐欺や不必要な監視など、悪用する人にとって大変ありがたいアプリとなってしまっているのが実情です。
数がとにかく多い
あまり存在を知られていないものがほとんどですが、ストーカーアプリの数は膨大です。
海外の調査チームによると、2018年に3万弱だったのに対し、2019年には4万弱にまで増えていたと言います。
たった一年で新しく1万ものアプリが作られるという事は、それだけ機能の需要が高いということです。
なお、先ほども言った通り、表向きは非常に便利なアプリなので、悪用する人がいると分かっていても中々規制することが出来ません。
セキュリティソフトを掻い潜る
セキュリティソフトを使って対策してしまえばいいじゃないか…と思いますよね?
しかし、アプリの数が膨大かつそれぞれプログラムが異なるため、全てのアプリに対応可能なセキュリティソフトを開発するのは現実的ではありません。
また、世間ではストーカーアプリに対する危機意識が低いため、対策に着手する企業も数えられる程しかないのが現状です。
アプリを非表示にできる
見知らぬアプリがスマホにインストールされていたら消せばいいだけの話ですよね?
しかし、ストーカーアプリの中にはインストール後にアプリを非表示に出来るものが存在します。
つまり、一度インストールされてしまうと手も足も出ない状況となってしまうのです…
対策法はある?
先ほども言いましたが、セキュリティソフトを掻い潜るストーカーアプリが数多く存在します。
ですので、「インストールされないようにする」ことが唯一の対策法と言えます!
特に、以下の2点は十分に意識してください。
安易にスマホを触らせない
勝手にインストールされないために、なるべく他の人にスマホを触らせないようにしましょう。
友人や恋人は信用してしまがちですが、人を信用し切るほど危険なものはありません。
あからさまに触らせないようにする必要はありませんが、自分が見ている所以外では渡さないようにしてくださいね。
必ずロックをかける
スマホのセキュリティロック機能は必ず設定しておくようにしてください。
ロックをかけていない状態でスマホを紛失してしまうと、あらゆる個人情報を盗まれてしまいます。
また、1111とか1234といった誰でも簡単に推測出来る番号ではセキュリティの意味がありません。
自分にしか分からないような番号にするか、指紋認証機能を利用して他人に解除されない工夫をしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
変なURLをクリックしたことによってスマホをハッキングされたという事例はよく耳にするため、危機意識を持っている人がほとんどだと思います。
しかし、ストーカーアプリは存在すらしない人が多くいるので、知らぬ間にインストールされてしまうケースが非常に多いのです。
この記事を読まれた方は、ぜひ友人や家族などにこういう危険なアプリがあるんだよ~って伝えてあげてくださいね(*’ω’*)
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