スマホに必ず搭載されているであろうバイブレーション。
音を鳴らしてはいけない場面で通知を確認できるため非常に便利な機能です。
しかし、バイブが鳴ってもいないのにスマホが振動しているという感覚に陥ってしまう人がいると言います。
私も『ブー!ブー!』と振動していると思ってスマホをチェックしてみたら何も通知が無かったという場面が何度かありました。
この一見ただの勘違いに見える症状ですが、正式な名称があったのをご存知でしょうか?
幻想振動症候群
実際には振動していないのに振動していると錯覚してしまう症状の事を『幻想振動症候群(ファントム・バイブレーション・シンドローム)』と言います。
この症候群は決して珍しいものではなく、海外のとあるチームの研究ではサンプルとして招集された人の8割が症状を経験していたとか。
では、どのような人にこの症状が現れやすいのでしょうか?
スマホの通知に敏感な人が発症しやすい
幻想振動症候群はスマホの通知(バイブレーション)に過敏に反応してしまう人に起こりやすいとされています。
つまり、LINEやTwitte、ゲームなどの通知に日頃から神経を尖らせている人は発症しやすいのです。
『急に上司から連絡が来たらどうしよう…』といったように、チラチラとスマホをチェックしている人は特に注意してください。
ポケットにスマホを入れている人も注意!
スマホをカバンに入れている人は特に問題はありませんが、ズボンや胸ポケットにスマホをしまう癖がある人は注意が必要です。
スマホが身体に近い部分にあるとバイブレーションに気付きやすいというメリットがある反面、今回紹介した幻想振動症候群になりやすいとされています。
これは、スマホの振動を直に感じる事で身体がその感覚を覚えてしまって何も無いときにバイブが鳴っていると勘違いしてしまうのです。
治療法はあるの?
幻想振動症候群に関しては、症状が進行すると身体に様々な悪影響が…といった心配をする必要はありません。
ただし、頻繁に勘違いを引き起こしてしまうとストレスの蓄積が原因で身体の具合が悪くなってしまう可能性はあります。
ですので、これってもしかして幻想振動症候群かな??と思った方はスマホを触る機会を少し減らすようにしましょう。
LINEは友人や会社の人間と連絡を取り合う重要なツールですが、Twitterはインストールしなくても生活に支障が出る事は無いでしょう。
『ゲームの通知をOFFにする』、『さして重要な場面で無いときはスマホの電源を落としておく』などの対策を取るようにすることが大切です。
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