地球温暖化
地球温暖化とは、「温室効果ガス」が大気中に放出されることによって、平均気温が徐々に増加していくことです。
世界中の平均気温が上昇してしまう事で、「海面上昇」「異常気象」等が起こってしまい、我々の生活環境に様々な悪影響を及ぼします。
日本で台風や豪雨が増えているのは地球温暖化が進んでいるのが主な要因だとされています。
そこで、温暖化の原因となるものをいくつか見てみましょう。
二酸化炭素
我々は酸素を体に取り入れ、二酸化炭素(CO2)を出す事によって生命活動を維持しています。
人間が呼吸で排出する二酸化炭素は、全世界の二酸化炭素排出量の半数を占めますが、呼吸をしない事には生きていけません。
ということは、それ以外の排出量を削減しないといけない訳ですが、産業革命以降は工場が増えて世界中のCO2排出量が激増してしまいました。
他に二酸化炭素を多く排出してしまう事として、、
・車
・自動車
・火力発電
飛行機がCO2排出量が多いことは世界でも懸念材料となっており、温暖化対策に積極的な国は鉄道での移動を推進しています。
鉄道は1人の人間を運ぶのに排出する二酸化炭素が飛行機1/20程度に抑えられると言います。
自家用車をハイブリッド車やディーゼル車、電気自動車に変えるのも大きな温暖化対策となります。
メタンガス
温室効果ガスの中で二酸化炭素の次に多いとされるのが「メタンガス」です。
その割合は二酸化炭素と比べると圧倒的に少ないものの、メタンガスの温室効果はCO2の約25倍もあると言います。
主な発生源は、まさかの牛や豚などの家畜のゲップやおならです。
「家畜ゲップ税」というユニークな名前の税金を設ける国があるなど、家畜のゲップも決してバカに出来ない状況です。
森林伐採
植物は、日光を浴びている時に二酸化炭素を吸収して酸素を出す「光合成」を行います。
つまり、人間が放出する二酸化炭素を酸素に戻すという循環を朝~昼までずっと行ってくれているというワケです。
しかし、その森林が今、異常気象による火災で数を減少させています。
オーストラリア・ブラジル・インドネシアといった森林が多い国で顕著に森林火災が増えている現状です。
特に、ブラジルのアマゾンは地球の酸素の約20%を生成しているとされているため、そのダメージはあまりにも深刻です。
温暖化が進むことによって、温暖化の進行を防いでくれる森林が減少するという最悪の悪循環に陥ってしまっているのです。
温室効果ガス排出量が多い国
温室効果ガスを多く排出している国のランキングは以下の通りです。(2016年データ)
1位:中国(28%)
2位:米国(15%)
3位:インド(6.4%)
4位:ロシア(4.5%)
5位:日本(3.5%)
中国が圧倒的にCO2の排出量が多いですが、日本の10倍以上の人口を抱えているため、そこまで驚くような数字ではありません。
そこで、温暖化を食い止めようとする動きとして「パリ協定 」が2015年に始まりました。
パリ協定の内容を簡潔に説明すると、、
長期目標=気温の上昇幅を2℃未満、なるべく1.5℃以内に抑える
排出削減=すべての国は目標を設定して対策を講じる
資金供与=先進国は資金を供与しなくてはならない
また、今世紀末までに人為的な温室効果ガス排出量を実質ゼロにまで減らすことを各国に求めています。
しかし、CO2排出量がNO.2の国であるアメリカが離脱を表明したことで、条件を達成しない国が増加する可能性が高くなってしまいました。
日本も脱炭素化を進めると宣言しているものの、相次ぐ原子力発電の停止によって電力を火力発電で賄ってしまっている状況です。
自宅で出来る温暖化対策
電力消費を抑える
小さな事ではありますが、毎日の生活で使用する消費電力を抑える事で温暖化対策に繋がります。
エアコンの設定温度を冷房の場合は27℃~28℃に、暖房の場合は20℃~21℃に抑えるようにして下さい。
他にも、、
・近場は車を使わず徒歩で行く
・使っていないコンセントは抜く
・省エネの家電に乗り換える
これらの行為を積極的に実践していくようにしましょう。
石油資源の消費を控える
スーパーやコンビニで貰うレジ袋を焼却する際に温室効果ガスが排出されます。
買い物をする時はなるべくエコバックを持参し、レジ袋を貰わないようにしましょう。
また、ペットボトルも同様に環境破壊を進めてしまいますので、缶や紙容器の飲料を選びたい所です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は地球温暖化について色々お話してきました。
1人1人がきちんとした目標を持って対策を行わない限り、温暖化はどんどん進んでいくでしょう。
皆さんのちょっとした行動が大切です。将来世代のために意識を高く持つようにしましょう。
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