新型コロナウイルスは空気感染しないのに部屋の『換気』が必要な理由

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新型コロナウイルスが流行し始めてからもうすぐ半年が経とうとしています。

日本は一時期のピークは乗り越えたものの、毎日数十人の感染者が出ている事から緊急事態宣言の解除による第2波も油断できません。

感染症対策としてマスクの着用や手洗いが推奨される中、「換気」も大切だと厚労省が発表しています。

しかし、新型コロナウイルスの感染経路を鑑みると本当に換気が必要なのか疑問に感じてしまう人も多くいるでしょう。

新型コロナは何感染?

厚生労働省の見解によると、新型コロナウイルスの感染経路は「接触感染 」か「飛沫感染」と考えられています。

接触感染は名前の通り、ウイルスを持った人と接触する事で感染してしまう感染経路の事を指します。

また、飛沫感染はくしゃみや咳、会話などでウイルスが口の中から散布され、それを吸引してしまう事で感染してしまうことです。

もう1つの感染経路となる『空気感染』は今回の新型コロナウイルスには該当しないとハッキリと示されています。

しかし、厚生労働省が示す感染症対策として換気は推奨されている行動の1つです。

空気感染の恐れが無いウイルスに対して一体なぜ換気が必要なのでしょうか?

 

感染症対策に換気が必要な理由

周知の事実だと思われますが、部屋の空気を外に出し、外の空気を部屋に取り込むことで空気環境の維持及び改善を試みる行為を換気と言います。

上記の説明を見る限りでは、空気感染の心配が無いのであれば換気は特段必要の無い行為だと思ってしまいますよね。

ただ、狭い部屋や人が密集している場所などでは、口から出た飛沫が一定の間空気中に滞留してしまうと言われています。

つまり、本来であれば飛沫は間隔を一定に保っておけば防げると防げるものなのですが、狭い空間だと空気中に残ってウイルスに感染してしまう可能性があるという訳です。

これは空気感染のように思われがちですが、残った飛沫からの感染なので「飛沫感染」という事になります。

ですので、空気感染の心配の無いウイルスでも場所によっては換気が必要になってくるんですね。

 

人の会話が多い場所は特に注意

通勤や通学する人の多い満員電車は感染の可能性が高いと思われていますが、飛沫感染に関してはそこまで心配する事はありません。

電車内は大勢の人が会話をする場面より、静かにスマホをいじったり本を読んだりしている人が多いからです。(例外もあるので注意)

特に、満員となっている車内は人と会話をする余裕も無いので過度の心配はしなくていいでしょう。

ただし、つり革ドアなどにウイルスが付着していると接触感染の恐れがある事から、なるべく電車内のモノには触れないように心がけるべきです。

飛沫感染の可能性が特に高いのは、一般的に人の会話が多いとされる小規模な飲食店(居酒屋等)やスポーツジムなどです。

現状は店の方もかなり慎重になっているでしょうから換気はしっかりと行われている思います。

しかし、今自分は感染の確率が高い場所にいるんだなという自覚は常に持って行動するようにするようにしてください。

 

こまめな手洗いうがいが大切

ウイルスを持ち込まない、他人に移さないために、こまめな手洗い&うがいを忘れずに行いましょう。

また、飲食店でご飯を食べて家に帰った際やジム帰りは衣服にウイルスが付着している可能性もあるため、直ぐに着替えるようにしてください。

第2波が来て再び緊急事態宣言が出ないようにするためには皆さんの意識が何より大切です。

 

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